8 70列車ノンカーイ発バンコク行


 ノンカーイからバンコクまで夜行列車で行く。バンコクからチェンマイまで夜行列車に乗ったのが10年前の1998年。その間に夜行列車に乗った記録は国内、海外とも無いようなので夜行列車に乗ることも実に10年ぶりであった。


17時を過ぎチェックアウト。
領収書を貰っとこうとお願いすると、
昨日のルームナンバーを理解しなかったお姉さん。
無事、領収書を受け取れるかな?


問題なく領収書を受け取った。
ホテル前でミネラルを買い、
屋台のソーセージを食べる。

 ホテルからトゥクトゥクで駅へ向かう。トゥクトゥクの値段は100バーツ。スーツケースの分、料金を上乗せしてくる。高いと思いつつも、渋々、乗る。そして、トゥクトゥクで駅へ向かう途中、ポケットから財布を出した時にはだかでポケット内に突っ込んでいた20バーツ札2枚が風に舞い、飛ばされてしまった。トゥクトゥクを停めてとも思ったが、40バーツを拾ってる最中に車に跳ねられてもたまらんと諦める。駅に着き、約束の100バーツを払うと、40バーツを飛ばされたことを見ていたのか、100バーツをもらうことを気が引けたのか、20バーツがおつりで戻ってきた。とりあえず、ラッキーと喜んでいたが、この時、ある物をホテルに忘れたことに気付いていない。


ノンカーイ駅舎内
昨日、あの窓口で切符を購入した。


食堂車をはさみ、後ろは2等、3等の座席車が連なる。


食堂車の前、7〜8号車はエアコンなしの2等寝台。


乗車する6号車。


4〜6号車はエアコンつき2等寝台。


3号車は1等寝台。


その前に2両の荷物車が連なる。
自転車、バイク等が乗せられていた。

先頭のディーゼル機関車


一度、席に座るが目の前の屋台のような食堂に行く。


後ろの車両が6号車


食べるものは、こんな物ですが。


バンコク行きは上段が進行方向。
上段、下段の客が向かい合って座る。


エアコン付き2等寝台の車内。




先程、麺を食べた食堂。


 18時20分。定刻どおりノンカーイ駅を発車する。


まだ空いてる車内。
他人同士で向かい合って座るのを避け、
空いてる席に移動する客でボックスは埋まる。
前に座る下段の客も別のボックスに移動した。


発車後、外が暗くなるのは早いのでとりあえず1枚。


発車後に食事を注文し、
15分後に座席下に格納してるテーブルがセットされ、


ビールが運ばれた。
コップには氷が入ってる。


それから15分、料理が運ばれた。
チキンの炒め物と目玉焼き乗せライス。
ライスはカオパットにしとけばよかったかと、後悔。
スープは塩気がもう少し欲しい。
ビールと合わせ195バーツ。
10年前はトムカーカイが旨かった。


19時20分。ウドンタニを発車する。
これも定刻どおり。


ウドンタニを発車し寝台の組み立てが始まる。
上段が引き出される。


シートを引き出し、下段のベッドが組み立てられる。


下段のカーテンが取り付けられる。


上段から寝具を降ろし、マットとシーツがセットされ完成。


ちょっと車内を見物。
隣のエアコン無し2等寝台。
雨季のせいか気温も高くなく、外からの風が心地良い。
この時期はエアコンが無くても良さそう。


座席車の客が利用するのか食堂車。
ここで料理も調理される。


エアコン無しの車両はドアも開けたまま。
両側が開いてると、ちょっと怖い。


まだ組み立てられてない席に座るが、
ここも、組み立てが始まる。


下段の客はカーテンの中へ。


コーンケーンまでは起きていようと、
空いてる下段に居る時間の方が長かった。


まだ寝る気はないので、
上段に上がってもカーテンは開けたままとする。


上段はこの狭さ。
転げ落ちることはないが、
寝転んで文庫本を読んで、腹の上に置いていたら、
ちょっとした動きに文庫本が下まで落ちていった。
(むさくるしいものをお見せします)


なぜか遅れてコーンケーン到着。
暗闇からコーンケーンの街の灯が見え始め、
駅まで10分ほどかかっただろうか。
高いビルも多く、踏切を待つ人も車も多く、
思ってた以上に大きな街のようだ。


ここで満席となる。
エアコン付きの車両は発車前に、
制服を脱ぎTシャツに着替えた乗務員がドアを閉める。
21時40分。35分遅れでコーンケーンを出発した。


それでは、コーンケーン到着前から眠くもあったので、
そろそろ、眠ります。
ちなみに車内は減光されないようです。


バンコクまでの乗車券

 気持良く寝始め1時間経つただろうか。酷い揺れに起こされてしまう。遅れを取り戻すかのようにかなりスピードを出してるようだが、路盤が悪いのか揺れが堪らない。下の方からは荷物が揺れとともに騒音を放つ。その後はあまり寝付けず、寝られたのか、寝られなかったのか、熟睡することなく、朝を迎えるこことなる。

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