ANAプレミアムクラス搭乗記


 JALの国内線ファーストクラスに対抗し、スーパーシート・プレミアムをプレミアムクラスに名称を変更し2008年4月からサービス開始した。6月にJALとの比較を兼ね東京・大阪間を往復した。
シート興味でなくサービス体験なのでシート期待の方には期待はずれです。


羽田空港プレミアムクラスカウンタ


専用のセキュリティゲート


ANAラウンジ(本館)
プレミアムクラス利用者に開放され、
signetから名称が変更された。


羽田空港では一番広いが、平日は混み合う。






ANAラウンジ(本館南)
南ピアの増設に伴い65番ゲート前にオープンした。


羽田のラウンジでは一番狭い。
ここに入ったのは2回目。


ANAラウンジ(北ピア)


本館より狭いが、本館ほどには混まず、
時間に余裕がある時は搭乗口から離れても、
ここを使う。




本館以外は20時過ぎには閉鎖される。


本館に無いエビスビールがある。
(その後、本館の喫煙席内にあることを今頃気付く)


フライトまで時間があるので、遅い昼食。


屋上のスペースが邪魔と思ってしまうが、


第2ターミナルを見渡せ、
飛行機を横から見られるのが良い。


プレミアムクラスに搭乗。




シートピッチの狭さが好きでなかったので、
50インチへの拡大は評価している。
(2008年2月撮影)


(2008年2月撮影)


オーディオ、ライト、コールボタン


リクライニングとフットレストのボタン
フットレストはあまり上がらず、長さも十分でなく、
あまり良くない。


土曜の夕方でも混み合う。




プレミアムクラスとなり始められた”匠味”
割烹 津やまは国際線ファーストでもサービス開始。
日本酒は香田(京都)。
JALのグラスに対してのプラスチックコップ、
使い捨ての弁当箱は安っぽい。


口取り:鱒幽庵焼、金平牛蒡、厚焼玉子、山桃甘露煮、
壬生菜漬
炊き合わせ:蛸やわらか煮、湯葉、小茄子、南瓜、
レッドピーマン、絹さや
御飯:じゃこ御飯、枝豆、昆布佃煮
小鉢:ローストビーフ、茗荷、若布、胡瓜、玉葱
フルーツ:オレンジ、キウイ
(444Kcal)


赤ワインは国際線ビジネスクラスと同じ
ドゥルト・ラ・グランド・キュヴェ・メドック。
つまみも一緒。


伊丹に到着したB777-300


伊丹空港プレミアムクラスカウンタ
専用のセキュリティゲートが10月から開設(未確認)。


ANAラウンジ
羽田同様にプレミアムクラスでの利用が可能。


ソファが増え、オットマンのある席が無くなったのは残念。


ここもソファが増やした為か、壁掛けTVが無くなった。
(見たことは無いですが)
階下には昔からのラウンジスペースもあるが、
休日はクローズ。


階下にプレミアムクラスの新シート
JALファーストクラス程のインパクトがなく、
JALの対抗としては期待はずれ。






帰りはB777-200




アテンダント目当てで撮ってる訳ではありません。


茶菓から代わったプレミアム・デリ。
オープンサンド、リンゴ、キウィフルーツ、
グレープフルーツ、ロールケーキ
(545Kcal)
茶菓に不満があったので、これも評価。


これも国際線ビジネスクラスでおなじみの
ニコラ・フィアット・ブリュット。
JALファーストクラスではシャンパンは常備されていない。


ANAは普通席でも、
インスタントでないコーヒーが出てくる。


羽田に到着。


2008年8月関西行きでのプレミアム・デリ
寿司(鰻笹ちまき、中巻、甘酢生姜)、 和風味(海老、胡麻豆腐、人参、しめじ、三つ葉、わさび餡)、フルーツ(黄桃、キウイ、ルビーグレープフルーツ)
(273キロカロリー)


鰻笹ちまき
搭乗記はこちらをどうぞ。


これはスーパーシート・プレミアムの頃の朝食。
(2008年2月)


プレミアムクラスでも大差ないと思うので掲載。
(2008年2月)

 2008年2月に発表直後の新シートを体験しようと乗ってみた。この時にシートピッチの拡大だけとわかった。個人的には新シートへの換装はされなくても、シートピッチが50インチに拡大されるなら、定員減少を補う為の当日料金7000円への値上げも仕方ないと思った。
 JALファーストクラスに乗ってみて、1000円の料金の違いならどこまでサービスアップされるかと期待はしたものの、茶菓を無くしプレミアム・デリとしたことは当然としても、スーパーシート・プレミアムとの違いは感じられず、シート云々よりも期待はずれだった。
 4月のサービス開始時には全機50インチで揃えるものと思ったら、数多くの機はシートピッチの拡大はされず、無理にサービス開始することはなかったのでは思う。B747も38インチから45インチへの拡大とトーンダウンしたのも残念。
 新シートについては、あちらはファースト、こちらはビジネスということなのか、JALに比べると見劣りがする。今後シートが変更されるB767、B747にはパソコン電源が付かないのも期待はずれ。4月のサービス開始時には新シートの機材が1機も無かったというのは滑稽でしかない。
 地方路線へのサービス拡大は評価してるものの、札幌、大阪、福岡線で金を払って乗るなら、JALのファーストを選ぶ。ANAには乗ってみたくなるサービス改善を期待したいが期待するだけ無駄だろうか。

 JAL国内線ファースト搭乗記も合わせてご覧ください。

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